ミシシッピの大学とはエアーメール(当時はEmaiがなかったので最低着くのに1週間)でのやり取りをした。そのメールの中で「空港の近くにホテルがあるので、そこで一泊し、朝5時のバスにのり、大学まで来てください。その後、こちらの電話番号にかけていただくと私がバス停まで迎えに行きます。」という文面があったので、それを信じ大阪の伊丹空港に向かった。その時、友人20名くらいが見送りに来てくれて僕もアメリカに渡るんだという勇んだ気持ちがあったことを鮮明に覚えている。



「ホ、ホテルがない!」初めて米国の本土に来た初めての言葉がこれ。あれだけ受け取ったエアーメール(国際郵便)に空港の近くにホテルがあるって書いてあったのに。「飛行場を出ると、そこは駐車場だった」的な感じになっていた。まずは落ち着いて尿意があるのでトイレに行き、もしや今晩はここで一晩過ごすの〜😲と思いながら、取り敢えず、ホテルが近くにあるのを聞こうと、行き交う人に自分の100パーセントの英語、20パーセントの正解率の英語で「本日、ホテルに泊まりたい。どこにホテルアル」と何人かに無視された後、逞しい身体のいかにも軍人です。私嘘つかない。というような人が向かいから歩いて来た。チャーンスとばかりにこの人を捕まえ練習したそのセリフを言ってみた。結果、その兄ちゃん空港にあるホテルの予約場所連れってってくれた。そこでなんやらリムジンなんちゃらとか言っているのを聞き。「流石アメリカ〜リムジンジャーン」と思い、駐車場に行くと何とそこにはボコボコの汚れたバンしかな〜い。これが何がリムジンだーと思いながら運転手に聞いたところどうやらそれはリムジンバスというもので、近くにあるホテルを回って客を送る送迎バスだった。バスは満員になり、送迎バスに乗りいざ近くのホテルに向かった。近くのホテルということなので、10分、15分もすれば着くのかと思っていたけれど、全然着かない。40分くらい乗ったところでやっと目的の近いホテルに着いた。日本の距離の感覚がアメリカのそれとは違うんだな〜と感じた。

 

#その何年後に当時入っていた寮の知人とシカゴに行くこと決定。大学からシカゴに行くのに4,5時間掛かるところをその知人達は「近い,近い」と言っていた。